ブログを書くときはSEOを意識してキーワード選定を行いましょう…
そんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかしそれを実践しているあなたのブログ、本当に読まれていますか?
キーワードを盛り込んだブログタイトル。
はっきり言って、つまらなくないですか?
あなたのブログが読まれないのはズバリ、「意外性」がないからです。
SEO対策を意識しすぎるゆえに起こる悲劇。それは普遍的なキーワードに縛られるということ。
そうしてできあがるのが、どこにでもありそうなつまらない量産型記事です。
タイトルを読んだことすら忘れられてしまうブログになります。
そうならないように、こちらの記事では
- 魅力的な記事を作成するためのネタ探し
- タイトルに命をかける術
- 最後まで読まれる記事の書き方
をひとつずつ解説しますね。
面白い記事になるか否かは、ネタ探しにあり
まず大切なのが、ブログのネタを決めることです。
そこで、これさえ身につければブログのネタ探しに困らなくなるという技があります。
それは何か。
関連性のないモノ同士から共通点を見つけ出す力です。
一見関連性のないモノを「組み合わせる」
仮にあなたがお昼にチキンラーメンを食べたとしましょう。
はい、あなたは「チキンラーメン」をネタに記事が書けるようになりました。
どうやるのかって?
「チキンラーメン」と「あなたが今持っている情報」の共通点を探すのです。
チキンラーメンからネタを広げるイメージです。
共通点を探るためにチキンラーメンの歴史や社長、置いてある店舗やライバル商品を調べてみるのもよいでしょう。
ここで、チキンラーメンの開発者であり日清食品の創業者である安藤百福さんが「チキンラーメンを世界に広めるために欧米視察へ行った時のお話」をひとつ。
安藤さんが欧米のスーパーの担当者たちにチキンラーメンを提供したところ、彼らはチキンラーメンを割って紙コップに入れ、フォークを使って食べ始めたのだそう。それを見た安藤さんは愕然としました。
欧米にはどんぶりもお箸もないことに気づいたのです。
この出来事が、カップラーメンの開発につながりました。
……このような情報とあなたがすでに持っている情報で結びつけられるものはないか? を探すのです。
仮にあなたが「アフィリエイトのノウハウ」を知っているとしましょう。
その中でも「アフィリエイトのコツは、読者が求めている商品を選んで紹介することである」と考えているとします。
これを、先述したカップラーメンのエピソードと組み合わせて考えてみるのです。
「欧米でラーメンを売るには袋麵じゃダメで、カップが必要である」ことと、
「アフィリエイトのコツは、読者が求めている商品を紹介する」こと。
この二つの共通点は何か。
「ユーザーのバックグラウンド(環境や文化背景)を考えて商品を提供するべきだ」という点です。
さあ、ここから記事を作ってみましょう。
ブログタイトルは命
どれだけ記事の中身が面白くても、タイトルがつまらなければクリックされません。それは非常にもったいないことです。
ブログの中身が読まれるかは全てタイトルにかかっているのです。
タイトルに大事なのは「意外性」
ここでも組み合わせの技が効きます。
一見つながりがなさそうなモノを組み合わせるのです。
さきほどの例をもとに、タイトルを作ってみるならばこんな感じでしょうか。
【チキンラーメンから学ぶ】あなたのアフィリエイト商品をバンバン売る方法
「チキンラーメン」と「アフィリエイト商品」という一見なんの関連性もなさそうな単語が並んでいます。しかしこれがミソなのです。
一見無関係だからこそ、読者は「お?」と立ち止まるのです。
「チキンラーメン」と「アフィリエイト商品」を売る方法になんの関係性があるのか、ユーザーは知りたくてたまらなくなるわけです。
ちなみにスミカッコ【】で囲んでいるのは、キーワードを目立たせるためです。このほうが視認性が高く読者にアピールできます。
こういった目に留まる工夫をすることではじめて、SEOを意識したキーワード選定が活きるのです。
最も伝えたいことを軸に、記事を作成する
先ほど見つけた「チキンラーメン」と「アフィリエイト商品を売るコツ」の共通点である、
「ユーザーのバックグラウンド(環境や文化背景)を考えて商品を提供するべきだ」という点。
これがこれから作成する記事のオチであり、最も重要な伝えたい部分となるわけです。
これをもっとかみ砕いて「アフィリエイト商品を紹介するコツ」に適した形に言い換えてみましょう。
すると、こうなります。
「読者の置かれている立場や環境、文化背景に沿った商品を紹介するべきだ」
こんな感じです。
このオチを軸に、記事を書くのです。
記事の大まかな流れ
記事に盛り込む要素は書き手によって変わりますが、大事なのは起承転結がはっきりしていることです。
ここでは一例としてこのような流れにします。
起「問題の提示と読者のお悩みに寄り添う」
↓
承「お悩みが発生する原因を述べる」
↓
転「共通点を交えながら解決法の提案」
↓
結「まとめ、オチを伝える」
問題の提示と読者のお悩みに寄り添う
これは導入部分です。
ブログで紹介した商品がなかなか売れない……と悩んでいませんか? など。
まあ、ここはサクっとでいいでしょう。
読者をドキッとさせたり、自分もそうかもしれない、と思わせる導入が書けたらGOODです。
お悩みが発生する原因を述べる
「あなたの商品が売れないのは、商品選びに失敗しているからです!」
など、これもまた端的に述べます。
ここで大事なのは「情報を制限する」こと。
まあ要するに……オチを言わないということですね。
もし最初から「あなたの商品が売れないのは、読者の置かれている立場や環境、文化背景に沿った商品を紹介していないからです!」……と言ったとしましょう。
……はぁ。
まあそうだよね。当たり前じゃんって感じですよね。マジックのネタバレを最初からしているようなものです。
はじめに情報を制限しておけば、情報を明かすたびに新鮮さを味わってもらうことができるので、次へ次へと読み進めてもらえる可能性が非常に高くなります。
共通点を交えながら解決法の提案
次は実際に「チキンラーメン」と「アフィリエイト商品紹介」の共通点をお伝えする流れに入ります。
チキンラーメンの実例をあげながら説明すれば、より説得力が増すでしょう。
欧米視察でチキンラーメンを提供したときのエピソードを交えながら、ユーザーのことを考えて商品を提供することの大切さと、それがアフィリエイトの場面においても活用できることをあなたなりの言葉で伝えるのです。
ここにプラスであなた自身の経験を入れるとベストです。
手法を取り入れたことによる効果を証明をするなら「成功談」、
読者の興味と共感をひくなら「失敗談」です。
あなたの体験談を取り入れることで独自性が芽生え、結果的に信頼のおける記事に進化します。
まとめ、オチを伝える
最後にようやく「読者の置かれている立場や環境、文化背景に沿った商品を紹介するべきだ」というまとめを伝えて締めくくります。
とにかくやってみて
これが思わずクリックしたくなる魅力的な記事を作る方法です。
まとめると、
- 一見関連性のないモノ同士から共通点を見つけ出し、ネタを作る
- 意外性のあるタイトルをつける
- 情報制限を使いこなし自身の経験を交えながら、起承転結を意識して記事を書く
となります。
魅力的なブログ記事を書くときに大切なのは、SEO対策ではありません。
記事のどこかに必ずあなたなりのオリジナル要素を盛り込むことです。
一見関連性のない二つの物事から共通点を見つけ出す。
この手法だけでも持ち帰っていただきたいです。
記事を書くためのテクニックはもちろんこれだけではなく、他にもたくさんあります。
一例として、参考にしてみてくださいね。